14日・夕

先日もちょっと触れましたが、学生時代に所属した研究室の先生が、このたび教授に昇進されて独立した研究室を構えられました。そのお祝いパーティが開かれるということで、遠路はるばる出席しました。すっごい久しぶりのOBの方々にお会いできたことや、事務のお姉さまがた(誇張)のスピーチなども面白かったのですが、やはりものすごく感銘を受けたのは、その先生のスピーチでした。
先生はこの研究室を卒業なさっているのですが、大学院には進まれませんでした。それというのも、先生が4年生でいらしたころの研究室というのが、研究はともかく教育の環境としては最低のレベルだったというのです。卒論を書き終えるまで、4年生と助手が会ったこともない、とか。毎週のようにゼミがある今の状態からは、ちょっと想像しがたいのですが。今の環境も、先生が助手で、今の教授が助教授であったころから、2人で努力してこられた結果だと。
私の目から見ても、今この研究室に学生が多い(他大や他学部他学科から来る)のも、かなりの部分が先生によるものだと思われます。ですので、独立された後がどうなるのか、たいへん気になります。まぁ、「○○学研究室」という看板が同じでも、トップが変われば全然違う、ということを、先生たちが実証されてきたわけですから、今後どんなふうに変わっていこうと、そんなに驚くことはないのかもしれません。
結局、日付が変わる直前まで飲み、塀越え*1で駅までダッシュし、終電でテールラーメンへ、帰りは本郷通りをえんえんと歩く、という学生並みの生活。

*1:0:00で正門が施錠されるので、塀を乗り越えてキャンパス外へ出ること