新聞社のライブラリ

就職する前の半年間、ですから昨年の今ごろからですが、新聞社でアルバイトをしておりました。仕事内容は、新聞や雑誌をひたすら繰る、心から楽しいと思えるものでした。
資料はライブラリ(正確な名前を忘れましたが)に集められているので、作業はずっとそちらを使わせていただいてました。図書館への就職を控えた身でもあるので、自分の仕事をこなしながらも、室内の様子も観察していましたが、全国紙の新聞社のライブラリは、やはりすごいです。
専任のライブラリアンさんが何人もいらっしゃって、資料整理にレファレンスに奔走しています。レファレンスもけっこう来ます。利用者は記者の方々で、社会部・政治部・経済部・文化部等々ありますから、質問の分野も多岐にわたりますし、内容も高度なものが少なくありません。
データベース類はどういうものが使えたのか知りませんが、ライブラリが独自に作っているレファレンスツールとして、人名別の切り抜きファイルや顔写真ファイルなんかがずらっと並んでいたりして、さすがと思いました。
地方の国立大学図書館であの域に達することは難しいし必要性もないのかもしれませんけど、ああいうサービスが行われているということを知ってしまった以上、現状に甘んじてはいられません。図書館に勤める前に、いい経験ができたと思ってます。