今回の東京

土曜のスクーリング終了後、神名備(千駄木4-21-3)へ行った途上で、往来堂書店(千駄木2-47-11)と古書ほうろう(千駄木3-25-5)に久しぶりに行きました。どちらも何かすごく意志の感じられる棚作りで、東京在住時代は愛用しておりました*1。私はまだまだ選書に関しては情報収集の面でも本の価値判断の面でも素人以下です。棚で現物を見て、これ面白そうかな、とかそんな程度。そんな私にとって、目利きが並べてくれた棚というのは、本当にありがたいものです。
この手の、棚に魅力のある書店が、残念ながら松本には少ないです。とくに新刊書店は、パルコ地下のリブロがまずまず使えるていどで、あとはかなり悲惨です。地方はどこもそんなもの、というか、小面積の新刊書店で往来堂みたいなことをやってる店が、全国的に見てもごくごく少数なんでしょうね。その近所に住めた我が身の幸運を喜びます。
ともかく、ひさびさに頭が研ぎ澄まされるような感覚が嬉しかったです。今回はスーツや靴があってそれ以上荷物を増やしたくないので、往来堂では「いずれ買う本」のISBNをメモっただけでしたが、ほうろうではがまんできなくて買っちゃいました。宿所である弟宅に置かせてもらって、今週末持って帰ります。

*1:近所だったという理由も大きいですが