dol雑感・その2

エジプトへ行ってきました。スフィンクス前にて記念写真。向かって右が私です。服装はオスマンの港へ潜入するとき用のものです。
以下はエジプトとは関係ない話です。今作でもたまに嵐に遭遇しますが、旧作以上にスリルがあります。帆をたたんでじっと嵐が去るのを待つ。じょじょに船の耐久度が減っていき、乗組員もひとりふたりと波にさらわれていく。リアル時間で1分(=ゲーム時間で1日)以上つづくこともあります。そうして嵐がやんだときのうれしさはたまりません。
何年か前に小笠原諸島へ行くのに船に乗ったときに、強風のため沖合いに出られず、東京湾の出口で何時間も停泊していたということがありました。学生時代で金がありませんから二等船室で、揺れはひどいものでした。転覆なぞありえないと分かっていても、すこしこわかったものです。あれは嵐というほどではなかったでしょうが、昔の船であの強風に遭遇していたらどうだったでしょうか。
船の大きさで比べてみます。そのとき乗ったおがわさら丸は6700トンです。トンというのは船の大きさをあらわす単位で、1トンが100立方フィート*1だそうです*2
いっぽう大航海時代の船はといいますと、たとえばコロンが西インド諸島へ到達したときのサンタ・マリア号は、世界大百科事典の「船」の項目によれば100トン足らずの小型キャラック、日本大百科全書には185容量トンのキャラベル船と書いてあります。どちらが本当かはわかりません。しかしどっちにしても、それで大西洋を横断しちゃったのか。いやいや。
これはキャラベルとか小型キャラックですが、ゲーム序盤で自分が乗れるのは、もっと小さいコグとか、もっともっと小さいバルシャとかです。とうぜん100トンに満たないでしょう。そんな船で、ポルトガルから北海へ行こうとか、アフリカ大陸に沿って南下してみようとか、神をもおそれぬ所業に思えてきます。沖釣りくらいならまだできそうですが。今回は釣り要素もありますし。

*1:約2.83立米

*2:これとは別に、排水量をあらわすトン数や積載量をあらわすトン数など、何種類ものトン数があってややこしいです