月は南に

いつものように眠れないでいたら、夜中の12時ごろになって、満月を見に行こうと思い立って、車を走らせて薄川の土手へ行きました。土手に下りて、草の上に寝っ転がろうと思ったら露で濡れているので、しかたなくコンクリートのベンチに寝っ転がりました。冷たい。シートかなんか持ってくればよかった。それでもしばらくするとだんだん慣れてきて、タバコ吸ったりしながら気がついたら40分くらい眺めていました。頭おかしい。
不思議なもんで、ずっと見続けていると、月ってのが何なのかよく分からなくなってきます。あれが地球の周囲を回っている球体で、あの光は太陽の反射光でとかいう知識が信じられなくなる感じ。かといって、あれがウサギだとかチーズだとか姫の生まれ故郷だとかに関係していると考えるのは想像が飛躍しすぎだと思うし。なんか、どっちにしても人間の考えることはすごいなという。