{図書館業務]レファレンス事例,経験値

「フォトレジスト」とか「ヨウ素デンプン反応」とかいうトリビアルな言葉を、OPACに入れてもそりゃあヒットしません。さすがに、それについてだけの本とか、それがタイトルに入った本というのは、そうそうありませんので。まずは事典等でその言葉の概略をつかむこと。それで不足であれば、その分野の図書をざっと当たる。前者であれば材料(高分子)とか電子工学、後者であれば化学実験といった具合です。
‥‥というような話を、質問してきた利用者に対してするのは望むところですが、図書館員相手にするのは、さすがに少ししんどい。そもそも、言われた言葉がどの分野なのか、どのくらいの幅の概念なのかの見当がついてないっぽいです。そういうときこそ、百科事典とかのレファレンスツールに当たらないといけないのですけどねえ。初めのうちは仕方ないのか。私もそうだったんでしょうし。ただ、利用者にとっては、そのときカウンターにいるひとの経験値なんて、知ったこっちゃないですよね。こういう機会に、ぐんと覚えてくれていればいいのですが、私も教え下手だからなあ。勉強会みたいなのも立ち上げていった方がいいかも。