15日・午後

横浜国立大学の図書館を、まったく私的に見学しに行きました。昨年、官庁訪問ではいくつもの図書館を回りましたが、就職してから他の大学図書館を見るのは初めてです。ひじょうに多くの刺激を受け、いまもなお、そのとき感じたことに、ちょっと当てられぎみなのです。

  • 最寄り駅から遠い。
    私は携帯電話のナビを愛用しているのですが、そのナビが指示する道というのが、どうみても畑の真ん中を突っ切っている。横浜にこんな場所があるのかと思いながら、他に歩いている人もいないし、20分近くも不安を抱えながら進むと、通用門っぽいところに着いて一安心。(あとで公式サイトを見たら、国道1号線を通ってくるように書いてありました)
  • キャンパスが広い。
    そんな地理環境ですから、車が前提なんでしょう。道路の幅も余裕だし、あちこちに駐車場と駐輪場があります。ついでにいえば、並木も多くて自然が豊かっぽい。うちも病院の回りはわりと整備されてますが、それ以外は遅れてます。
  • 生協食堂はふつう。

以下は図書館について。

  • ガラス張り、明るい・広い。雨の日や夜中はどうなるのか興味があります。個室やワーキングスタジオといった部屋もすべてガラス張りですが、これは利用者からするとどういう感覚になるのか、やはり興味があります。この日は使っている人がいませんでした。
  • カフェがあったり、ペットボトル持ち込み可のリフレッシュルーム(新聞閲覧室)があったり。飲み食いしたい人はそっちでね、という棲み分けはいいと思います。
    当館にもいちおうブラウジングルームというものがありますが、新聞は離れた場所に固定してあるので読めません。かわりに(?)なぜかマンガがあります。そもそも部屋が汚いです。
  • 情報コンセントのある閲覧席(一部)。1階のカフェでは無線LAN可能。
    当館でもいちおう無線LANは可能です。しかし、有線もあったほうがいいのは言うまでもありません。
  • 貸出・返却カウンタとレファレンス・ILLカウンタが別で、それぞれに常駐の職員がいる。当たり前だろうって? もちろんそうなんですが、それが当たり前ではない大学図書館があるのです。国立大学で、しかも分室とかじゃなく「中央館」で。
    実は今回もっとも考えさせられたのは、これでした。帰ってきてからも、このことを考えていて、カウンタの配置とかをずっと見ていて、こういう改善ができるのではというアイディアを考えたりしてます。ただそれをどうやったら提案できるのか、その方法のほうがよっぽど難題だったりするのですが。
  • 別にずっと館内を歩き回ったり観察していたわけではなくて、多くの時間は、『海と船のいろいろ』(http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA3607548X)という本を読んでました。