研修

図書館とは関係ないのですが、職員研修という名で、先生をお招きして2時間ほど講演を聞く、という行事が月1度ありまして、今日がその日だったのですが。いつもは係長課長あたりが行くのですが、今日はなんだか忙しくて手が離せない、でも課から誰も行かないのはまずい、というので、指名されてのこのこと行ってきました。来てる人のわりと多くの部分は、こんな感じの動員なのかなぁと思うと、研修の意義というものに思いをいたさずにはいられません。
今日は法人化が云々という、まあ定番のテーマ。講演者の方は、元文部官僚で、文化庁長官や学術振興会理事長もやっておられたそうです。うなずけた部分は、大学教育というのは社会的人材の育成であり一種の社会資本の形成ともいえるのであるから、教育の「受益者」は学生だけではない、したがって、受益者負担を理由とした授業料の値上げは、国立学校の目的からして適当ではない、という話。その通り!と思いましたが、それに値する教育をやることが前提でもあるなぁとも思いました。
あと、国立大学法人には中期目標というのが定められ、それに基づいた中期計画というものを出すのですが、それを見ると、あれもこれもと盛り込んだ結果、内容が網羅的にすぎて、大学ごとの違いが見えない。たしかに必要最低限の部分というのはあるが、それだけではなく、本学ではここに力を入れます、というのをもっとアピールしないといけない、資金の獲得もどんどん競争的になっていくのだから、という話も。