暗黒舞踏

あがたの森公園県3-1-1)で、『土方巽 夏の嵐』という映画がかかるというので、見に行ってきました。
 公式サイト http://www.imageforum.co.jp/hijikata/
 上映会の主催者 http://www007.upp.so-net.ne.jp/sekkachi/index.html
暗黒舞踏」という単語から、どういうものか想像してみてください。おそらく、その想像通りのものです。公式サイトでスチルや予告編が見られますが、そんな感じの映像が1時間以上続きます。当時で言うところのアバンギャルドというものらしいです。1973年といいますから、30年前にこれが京大で演じられたという、その事実にまず驚きます。
舞踏・舞踊とか、あと音楽や絵画なんかもそうですけど、ノンバーバルな芸術に対して、私の場合は、好き/嫌いとか快/不快みたいな、すごく原始的な感想しか持てないのです。意味とかよく分からないし、良い/悪いなんて、とてもとても。
それでいうと、この舞踏は、好きでも嫌いでもない。なんか分かんないけど、迫力というか鬼気迫るものがあったなぁというくらいでしょうか。各パートには「少女」や「癩」といった名前がついてますが、言われないと分かんないと思います。
上映後に、土方巽のお弟子さんで映画にも出演されていた方のトークがありました。この方に言わせると、詩人でもあった土方のあの舞踏には言葉が渦巻いているということです。動きの一個一個が言葉なんだと。ノンバーバルなんてとんでもないということでしょうか。奥が深い。