情報サービス概説

レポートの参考のためにいくつか文献を読んでいます。そのなかで、丸本郁子, 椎葉■*1子編『大学図書館の利用者教育』(日本図書館協会, 1989)という本の中で、「利用者教育への反発」という項がありました。利用者教育に対して、教員からありがちな反発というのが挙げられているのですが。

  • 各教科への主題内容に立ち入っての指導を行うのではないかとの誤解
  • 図書館利用に「教育」するほどの内容はない
  • 図書館員の実力に対する不信感
  • 事務職員が「教育」「指導」するなどけしからんという感情的なもの←もっとも根強い

まだそれほど実感はありませんが、なるほどと苦笑。ただ、利用者教育ではありませんけど、ここ最近、電子ジャーナルの財源問題などについて、上の方が教員たちとやりとりしている所なんかを耳にしていると、そういう感情もあるのかもしれないと思い始めてます。とりあえず自分の担当業務について取りこぼしのないようにして、信頼をちょっとずつでも積み重ねてくことですかね。

*1:■は「伸」に「のぶん」