13歳のハローワークにおける「司書」

ベストセラーになった本のほうは恥ずかしながら未見なのですが、ウェブサイトが立ち上がっていたので見てみました。

以下は感想です。

  • 「○○が好き」というメニューから探してみたけど、なかなかたどり着けない。結局どこにあったかというと、「収集するのが好き」というカテゴリだった。
    • 本がなかなか捨てられなくてたまる一方、という人はわりといるかもしれないけど、収集好きというのとはまた違うような気がする。
    • かといって、「文章が好き」に入れるのもおそらく違う。なにがいいのかな。分類が好き、とか?
  • 仕事の内容は、「図書や雑誌の収集、整理、保存、貸し出しから情報サービスなど一切を担当する」となっているが、「情報サービス」のひとことに、ものすごく広い範囲の仕事が含まれちゃってることに13歳は気づいてくれるだろうか。
  • 13歳向けの本で、「図書館で働くには必ずしも司書資格が必要ではなく」と言い切っちゃうのは、けっこうすごいと思った。
    • 「それじゃ、司書資格ってなんのためにあるの?」と13歳に聞かれたら、なんて答えようか。
  • 「個々の図書館の職員採用試験を受けて合格」してるひとというのは、図書館で働いているひとの中では、むしろ少数派ではないのか。
    • この本の趣旨は、「こういう職業がありますよ」ということであって、「この職に就くには」とは違うような感じなので、公務員がどうの派遣がどうのという話はまた別の場で、というところか。